「世界宗教」の正体 (3)

私は以下に、この疑問を明らかにするのに役立つと思われるフリーメイソンの権威者たちから、いくつかの引用をしようと思う。初めに理解しておくべきことは、「青階級」のメイソンたちはルシファーの奴隷状態にはないが、より高い階級の「秘儀授与者」たちは、蛇の装飾のある黒い祭壇の前に膝まずき、ひれ伏して、髑髏から飲むということを含む儀式に参加しなければならないことだ。 私たちはさらに、ルシファーとは何者なのかを知る努力をしなければならない。欽定訳聖書(ジェイムズ王聖書)は、彼が神に背いた後に天から堕ちる様子を、次のように記録している――「ルシファーよ、夜明けの息子よ、お前はどのようにして天から堕ちたのか? どのようにして地上へ切って落とされたのか、国々を滅ぼしたお前は? なぜならお前は心の中でこう言ったからだ、〈私は天国へ昇りたい、私は私の玉座を神の星々より高くしたい。私はまた集会では北の側の高い座に坐りたい。雲の高みよりもっと上まで昇りたいのだ。私はいと高き者のようになりたいのだ。〉しかしそう言うお前は必ず地獄へ、その穴の縁へと落とされることになる。」(イザヤ14:12-15) 聖書はルシファーのことを「あの悪魔ともサタンとも呼ばれる老いたる蛇、全世界を騙す者」と呼んでいる。(黙示録12:9) フリーメイソン教団における欺瞞(騙し)は、その暗黒の内部へ深く入っていくほどに、繰り返し目撃されている。アルバート・パイクは『道徳とドグマ』にこう書いている――「メイソン教団も、他のすべての宗教、すべての秘教と同様、熟達者や聖者や選ばれた者たちを除くすべての者たちに、その秘密を隠していて、そのシンボルの虚偽の説明や間違った解釈を用いて、ミスリードされるに値する者たちだけをミスリードする。「青の階級」は神殿の外庭あるいはその前廊であるにすぎない。シンボルの一部はそこで「秘儀授与者」に開示されるが、彼は意図的に間違った解釈によって誤導される。彼がそれらを理解するようには意図されておらず、理解したと彼が思いこむように意図されている。」

ブラヴァツキーの『秘密の教義 第一巻』にはこうある
「悪魔はいまや教会によって"暗闇"と呼ばれたが 聖書では"神の息子"、明けの明星、"ルシファー"と呼ばれている」
「深いカオスの中から立ち上がった最初の天使が"ルックス"(ルシファー)"光り輝く朝の息子"と呼ばれた理由。そこには、ドグマ的技巧の哲学がある」