「世界宗教」の正体 (1)

世界宗教」の正体 「グノーシス派の諸宗教はしばしば異教的(pagan)と言われる。この異教的信仰は最初のレベルの入信者が教えられる顕教的な隠れ蓑であることが多い。最も高いレベルはしばしば本物の秘教信仰となり、直接的なルシファーあるいはサタン信仰がかかわることが多い。言い換えると、メイソンや他のグループの太陽信仰は、神である蛇サタンの最も高いレベルの信仰を隠すためのイチジクの葉である。」―Fritz Springmeier“Be Wise As Serpents” 「アリス・ベイリーは、メイソン運動は〈新しい体系〉の宗教になるだろうと言った。ベンジャミン・クレームもまた、フリーメイソンは〈新しい時代〉の宗教になると信じている。もう一人のニューエイジ・リーダーであるLora Davisもまた、フリーメイソンを〈新時代の宗教〉と見ている。」―Texe Marrs: Dark Secrets of the New Age アリス・ベイリーは1957年にこう書いた――「フリーメイソン運動は法の番人にもなる。それは諸々の秘教の本拠地であり、イニシエーション(入信)の場である。そのシンボリズムには神の儀式があり、救済の道がその行(ぎよう)の中に、絵画的に保存されている。それは理解を超えてオカルト的な組織であり、将来のより進んだオカルティストのための訓練学校として意図されている。そのさまざまの儀式の中には、自然の王国の成長と生命や、人間のもつ神的諸相の展開と結び付いた、諸力の行使というものが隠されている。」 フリーメイソン教義は世界宗教として過小評価されてきたのだろうか? 少なくとも一人のメイソンの著者は他のメイソンに向かって、メイソン教義の宗教的力がこれまで見くびられてきたという感想を述べている――「過去においてメイソン教義は、宗教の浅はかな代替物だとして非難されてきた。このことをメイソン団は常に否定してきた。実のところ、新時代の新たに活気づいたメイソン教義は、人間の神への接近の、並行する、進化した方法であり、メイソン教義と宗教は喜んで協力するようになると我々は考えている。」(The Spirit of Masonry, p.129)