国連と「新世界宗教」(2)

「世界キリスト教協議会」(World Council of Churches)の聖職者たちが出席していたが、それは彼らがヘーゲル弁証法を用いて、キリスト教を「正」とし、異教スピリチュアリズムを「反」として、バビロニアの秘教に非常に近い「合」をつくり出す、エキュメニカルな「精神」に近いものをもっているからである。このサミットにおけるもう1つのグループ「自然環境保護連盟」はブラジルのサン・レオポルドに本拠をおく団体だが、驚いたことにWCWがここに関る真の目的について、次のように宣言した―― 「環境保護運動は、母なる自然の崇拝という形で、古代秘教の信条への回帰を促すための仮面として用いられている。これは古代ギリシャ人の間で〈ガイア〉として知られていた地球を、女神と同等に見る異教の考え方である。もともとこの女神は、聖書ではアスタルテと言われているバビロニアのイシュタル、すなわちエジプトのイシスである。この汎神論的考え方は古代の異教に淵源をもつもので、カバラも、フリーメイソンイルミナティをも含む、すべての西洋オカルト伝統の中心となっている。」 これで読者には明らかになったことであろう。ひとつの関連性が形成され、「一つの世界独裁制」を目指して、すべての主たる役者がつながって協力している。すなわち国連、ニューエイジ運動、緑の党などすべてが、背後で糸を引くイルミナティの「隠れた手」と頂上でつながって、我々すべてを「新世界秩序」へと、有無を言わさず引っ張っていく原動力になっている。

今のこの時代には、フリーメーソンの邪悪な活躍にそそのかされて、どこにでも、いわゆる黒いミサとサタン礼拝が広がってきています。

 フリーメーソンの役割は、偽りの偶像神を礼拝させて、人々の霊魂を亡ぼすことにありますが、教会フリーメーソンのねらいは、キリストとその教会を亡ぼすことにあります。このために、もう一つの偶像神、すなわち、偽りのキリストと、偽りの教会を作ることにあります。

「ああ、イエスよ、私たちの罪を許してください。私たちを地獄の火から守り、また全ての霊魂、ことに御あわれみをもっとも必要としている霊魂を、天国へ導いてください。アーメン」