フリーメーソンは、こう生きる(2)

【フリーメースンリーとは何か】

フリーメースンリーは保険や共済を目的とした団体ではありません。

そもそもそれは何らかの利益のために作られたものではないのです。確かにフリーメースンリーは困難に直面している会員にはいろいろな方法で援助を与えており、また会員達に人類への奉仕の大切な事を教えてはおりますが、フリーメースンリーは決して慈善団体でもないのであります。

メイスンリーは宗教心の尊重を教えます。それはまた、「自ら遇せられんことを欲するが如くに他にも遇せよ」という彼の黄金律を教えます。フリーメースンリーは全人類間の兄弟愛と霊魂不滅の信念とによって、善き人がさらに善くなるようにと念願しているのです。

【フリーメースンリーの教理】

フリーメースンリーの教理は倫理的な諸原則であって、善良な人々なら誰にでも受け入れられる性質のものであります。

フリーメースンリーは全人類に対する寛容を教えます。フリーメースンリーは兄弟愛の絆で結ばれた人々の団体であることを誇らかに宣言します。フリーメースンリーは事業を営んだり、政治活動を行ったりすることによって、その会員に便益を与えようとはいたしません。フリーメースンリーは人種、信条、国籍による差別を排し、人類の普遍性を教えます。


【一つの生き方】

フリーメースンリーは、何よりもまず、一つの生き方であります。

家庭内での優しさ、事業において示す誠実さ、社交上の儀礼、仕事の上での公平、不幸な人々への憐れみと心遣い、悪に対しては抵抗し、弱い人々を助け、悔い改めたものを許し、隣人を愛して、宇宙の主宰者たる神を敬う、という生き方なのであります。

 黒い獣であるフリーメーソンの役割は、腹黒く、しかも頑固な方法で戦って、人々がおん父とおん子から示され、聖霊の賜によって照らされたこの道を歩むのを妨げることにあります。事実、赤い龍は、全人類に神がいないかのように振る舞わせ、神を否定させるために活躍しています。このためにこそ、無神論の謬説を広めるのです。

 これと異なって、フリーメーソンの目的は、神を否定するのではなく、神を冒涜することです。この獣は、神に対する冒涜を吐き、神のみ名とその住い、天に住むすべての人に対して冒涜を吐くために、その口を開きます。いちばん大きな冒涜は、神にだけ捧げるべき礼拝を断わって、被造物と悪魔にさえも礼拝を与えることです。