世界一危険な麻薬組織「ロス・セタス」(2)

“高性能のボディアーマー、ヘリコプター、機関銃、対空ミサイル、自作の装甲車や半潜水艇まで所有している。”

“主な活動は殺人、拷問、誘拐、恐喝、密輸、資金洗浄など。”

“この組織が世界で話題になっているのは、残虐な殺戮を行うことだ。”

“警官や軍人、敵対組織の売人、麻薬組織を批判した弁護士、麻薬栽培を拒否した農民を拉致・拷問・殺害・解体し、遺体に「Z」の文字を刻印し路上に放置するなどした残虐性を持つ。”

“セタスが支配する地域の住民は、歩道橋からつるされた遺体や道に置かれた生首などを日常生活の中で目撃しています。”

“創設者の二人が収監・射殺されており、後継者のミゲル・トレビーニョ・モラレスは翌年、2013年7月に逮捕され現在も身柄拘禁中である。”

“しかし専門家らは、トレビーニョ容疑者が逮捕されたからと言って、麻薬戦争が沈静化するわけではないと危惧している。”

メキシコ麻薬組織のボス逮捕 海外紙は抗争激化を懸念
http://newsphere.jp/world-report/20130718-2/

“・マフィアを捕まえようとした警察官が家族を虐殺される、家族どころか隣人までおまけに殺される
・マフィアに手を出した警察官4人が生首でパトカーの上に乗せられて見つかる
・マフィア問題に手を出すと宣言した女弁護士が数日後ダルマ状態で発見
・マフィアの幹部を捕まえる・殺すと警察署長などの家族が見せしめに殺される
・警察や軍人をやめた奴の再就職先はマフィア 街中に「明るい職場です!」の看板あり
・言うまでもなく警察やら刑務所やらもワイロやらスパイでズブズブ”

“麻薬抗争がらみの凶悪犯罪が絶えないメキシコでは、昨年は2万7500件の殺人事件が起きています”

“これだけ大勢の人々が殺されているにもかかわらず、刑罰を受けたのはたった523人で、2万7500件のうち98%が未解決のままであることを示しています”

“メキシコの40%の治安は犯罪組織に侵略され、社会治安がコントロールできない状態”

また、メキシコ北部フアレス近郊(ブロガーが殺害された地域)の警官を調査した結果、セタスからのワイロや脅しからセタスに協力し、情報提供や住民の監視、誘拐や殺人にも警官が手を貸していた事が判明し、地域の警官の約半分に当たる73人が拘束され、その後、自供を拒否した21人が解雇となった。