バグワン・シュリ・ラジニーシ(1)

プロフィール
バグワン・シュリ・ラジニーシ(和尚)
1931〜1990
インドにジャイナ教と布施商人の子として生まれ、21歳で悟りの境地に達したと言われている。1958年から66年までサンスクリット大学などで哲学を講じたのち、インドで遊説に専念。独自の瞑想法を開発し、74年にプーナにアシュラムを創建。81年に渡米するが、4年後に国外追放を命じられ、帰国。90年にプーナで死去。既成の宗教や政治を辛辣に批判しながら、「真の宗教の必要性」を説いた。晩年には日本語の「和尚」に改名。著書は「存在の詩」など多数。
●世界中の若者を引きつけた導師
「セックス・グル」「タントラマスター」などと称されたラジニーシは、東洋の神秘主義と西洋の心理学を結合して立ち現れた、現代ヒンドゥー教の代表的人物である。生前はもとより、その死後も評価は定まっていない。
だが世界の若者たちを引きつける精神世界の導師的存在として強力なカリスマ性を持っていたことは否定できない。

彼は言葉の厳密な意味においてラディカリストであった。その教えの根幹は、愛と瞑想により限りなく自由になるという意識革命である。人間は性と道徳によって縛られて、本来的な自由を失っているとして、それを解放する手段として、フリーセックスを含むさまざまなヨガの臨床実験(ダイナミック・メディテーション、クンダリーニメディテーションなど)を繰り返した。

(スピリチュアル カルト)