アレン・ギンズバーグ(1)

アレン ギンズバーグ
Allen Ginsberg
1926.6.3 -
米国の詩人。
ニュージャージー州生まれ。
コロンビア大学卒。
大学卒業後、全米各地を放浪し、荒廃した世代を大胆に描いた詩集「吠える」(1956年)で’50年代後半の「ビート・ジェネレーション」の教祖的存在となった。’60年には精神病院で死んだ母親ナオミのための鎮魂歌「カディッシ」を発表する。’61年にインドでヒンドゥー教徒として修行し、その帰途に日本でスナイダーと禅を学び、京都〜東京間の急行の中で新しい自己覚醒を経験したといわれている。帰国後、「マントラ」を唱えデモの先頭に立ったり、ベトナム反戦運動に携わり、詩集「アメリカの没落」(’72年)を著すなどした。出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について

ノーマン・メイラーが「スクゥエア」と言ったのか、それ以前からそういう言い方があったのかは、知らない。否応なしに順応を迫られて生きている連中のことだ。
 この「スクゥエア」に切りこんでいったというか、そっぽを向いたというか、反抗的に逆の生き方をしてみせたのが、髭をはやし、デニムを履いて、長髪でマリファナを吸いまくる「ビートニック」あるいは「ヒップスター」と呼ばれた連中だった。大半のアメリカ人は眉をひそめ、わざとらしく目をそむけたが、この動きはあっというまに燎原の火のごとく広がって、ヒップスターはやがて「ヒッピー」と呼ばれていった。
そういう動向がいったいいつおこったのか、はっきり年代を刻印したいなら、それは1955年の9月か10月である。
 9月に黒っぽい背広を着たアレン・ギンズバーグバークレーゲーリー・スナイダーのところを訪れた。サンフランシスコの画廊で詩人の朗読会をやろうとおもうのだが、参加してみないかという誘いだった。

アレン・ギンズバーグ(2) - Ajtmtjtmajgtの日記
http://d.hatena.ne.jp/Ajtmtjtmajgt/20170112