政府、辺野古移設の設計変更へ=沖縄県認めない方針

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設をめぐり、政府は今春にも辺野古沿岸部の埋め立て予定地域で、地盤改良工事に向けた設計変更に着手する方針を固めた。これまでの調査で軟弱地盤が見つかった。政府関係者が21日、明らかにした。辺野古移設に反対する玉城デニー知事は設計変更を認めない構えで、移設工事の遅れは避けられない見通しだ。
防衛省関係者によると、設計変更が必要になるのは埋め立て予定地域の東側。防衛省が2014~16年に海底のボーリング調査を行った結果、複数の軟弱地盤の存在が判明。現在は追加調査を行っている。年度内に調査結果がまとまることを受けて、政府は設計変更を県に申請する方針だ。
(2019/01/21 13:02 時事通信社)