退位礼の概要が正式決定 天皇陛下が最後の おことば

天皇陛下が4月30日に退位する際に行う憲政史上初めてとなる儀式「退位礼正殿(せいでん)の儀」について、政府は17日午前、概要を決定した。三権の長や閣僚、地方代表ら約340人が参列。安倍晋三首相が国民代表の辞を述べたあと、陛下が最後の「おことば」を述べる。
首相官邸で開いた「式典委員会」の第3回会合で決めた。退位礼正殿の儀は、一連の皇位継承行事のうち国事行為として行うもので、天皇陛下の立場としては最後の行事。皇位のしるしとされる三種の神器のうち、剣と璽(じ)(まが玉)が会場の皇居・宮殿の松の間に置かれる。
皇太子さまの新天皇即位に伴う儀式「剣璽(けんじ)等承継の儀」は、翌5月1日に行う。皇位継承順位第1位の皇嗣(こうし)になる秋篠宮さまと、常陸宮さまの2人が神器などの継承を見守る。陪席は皇位継承権のある成人の男性皇族に限り、女性皇族は認めない前例を踏襲した。参列者は性別で区別せず、同日の時点で三権の長や閣僚、最高裁長官代行ら26人に女性がいれば、剣璽等承継の儀で初めての女性の参列となる。明治時代の旧皇室典範で男系男子による皇位継承が定められて以降、女性が参列した例はない。
(2019/01/17 11:44 朝日新聞デジタル)