「ゴーン流変える決意感じた」日産で全従業員向け説明会

日産自動車の西川(さいかわ)広人社長は26日朝、国内外の全従業員に対し、前会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)の逮捕や会長解任の経緯を説明した。一連の問題を西川社長が従業員に直接説明するのは初。全世界の事業所や工場で見られるようネット中継した。
説明会は報道陣には非公開で、午前9時半から1時間弱あった。出席者によると、西川社長は事件で混乱を招いたことを従業員に謝罪したという。不正の詳細は捜査中であることを理由に説明しなかった。40代の男性社員は「モチベーション(意欲)を下げないようにしてほしいという話や、結果の数字を重視しすぎる日常の業務を見直したいという発言があった。これを機にゴーン流の経営を変えていくという社長の決意を感じた」と話した。
また、ゴーン前会長の解任後も日産三菱・ルノーの3社連合は継続する意向を示し、従業員に動揺することなく業務を続けるよう呼びかけた。
(2018/11/26 11:44 朝日新聞デジタル)