「露骨な恫喝」首相陣営に反発、神戸市議が石破氏支持へ

自民党総裁選をめぐり、同党所属の岡田裕二・神戸市議が11日、安倍晋三首相の陣営からの働きかけに反発し、安倍首相から石破茂元幹事長の支持に切り替えたことを自身のフェイスブックで明かした。
朝日新聞の取材に応じた岡田氏によると、同党の兵庫県議から11日に神戸市であった石破氏の街頭活動に誘われていた岡田氏に、地元の国会議員から連絡があった。この議員には、官邸幹部から電話があり、「参加すれば将来に差し障る」と言われた、と伝えてきたという。
岡田氏はフェイスブックに「露骨な恫喝(どうかつ)、脅迫」と投稿。別の国会議員の秘書だった2012年総裁選では安倍氏の陣営スタッフを務め、今回も首相支持の意向だったが、ほかの県議や市議に同調し、石破氏支持に変えた。岡田氏は取材に「昔の自民党はこんなに締め付けなかった」と語った。(岩尾真宏)
(2018/09/11 19:51 朝日新聞デジタル)