北海道全域 8日中に停電解消へ

安倍晋三首相は7日夕、北海道胆振(いぶり)地方が震源地震による停電について、「明日中には、配電設備などが損傷した一部地域を除き、北海道全域において停電が解消される見込みとなった」と発表した。「需要ぎりぎりの綱渡りの供給体制が続く」ことにも言及。政府や北海道電力が電力の供給増に努力するとしたうえで、道民に最大限の節電を呼びかけた。
首相官邸であった関係閣僚会議で、対応状況などについて説明。被災地に食料や飲料水などを迅速に届けるため、関係省庁による「プッシュ型支援調整会議」を立ち上げたとした。
一方、菅義偉官房長官は同日夕の記者会見で、厚真町など5市町で9人が死亡したと発表。同町で9人が心肺停止、24人が安否不明になっているとした。
(2018/09/07 19:32 朝日新聞デジタル)