松本元死刑囚、「言い残したことは」に無言 執行前の姿

関係者によると、6日に死刑を執行されたオウム真理教元代表松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚(執行時63)は執行前、刑務官から「何か言い残したことはあるか」と問われ、言葉を発しなかったという。刑務官がさらに、遺体や遺品の引き取り先を尋ねると、しばらく考えた後、「四女」と答えたとされる。1度で聞き取れなかったため、刑務官が確認したところ、改めて四女の名を出し、うなずいた。執行の瞬間まで、抵抗することはなかったという。
法務省は松本元死刑囚の遺骨を四女に引き渡す方針。一方、松本元死刑囚の妻らは意思表示があったことに疑問を呈し、遺骨の引き渡しを求めている。
(2018/07/14 07:34 朝日新聞デジタル)