エイズ患者と感染者 2万人超(1)

HIV/AIDS(エイズ)患者と感染者 2万人超 2013年5月発表…中高年でエイズの可能性も

原因不明の体調不良 中高年でエイズの可能性も
“日本は先進国で唯一、エイズ患者が増えている国だとご存じだろうか? 目立つのは中高年患者の増加。エイズは、エイズウイルス(HIV)に感染しても、すぐには発症せず、個人差はあるが2〜10年ほどの潜伏期間を経て発症するという。原因不明の体調不良が実は…というケースもあるようだ。”

大阪市に住む男性Aさん(52)は03年6月、体調を崩して入院した病院でエイズと診断された。その2年くらい前から、全身が真っ赤に腫れあがったり、肺炎になったりするなど、体調が慢性的に悪かったが、病院に行っても「アトピー」や「膠原(こうげん)病の疑いがある」などと診断されていたという。”

新規エイズ患者、四半期で最多=発症まで気付かず―厚労省2013年8月30日
厚生労働省は30日、エイズウイルス(HIV)への感染に気付かないままエイズを発症した患者が今年の第2四半期(4月1日〜6月30日)に146人となり、四半期では1984年以降、過去最多になったと発表した。”

ウイルス検査で新たに感染が分かった人は294人と過去2番目で、新たな感染者と発症者の合計440人は過去最多。
 同省エイズ動向委員会は「発症者は40代が最も多いが、50代以上で増加が著しく、広い年齢層で広がっている。発症するまで検査に行かない人が多い」と分析。HIVは早期に発見し、治療すれば今までと変わらない社会活動を続けられるとして、検査を呼び掛けている。

エイズ患者と感染者 2万人超 2013年5月25日
厚生労働省によりますと、去年1年間に国内でエイズを発症したと報告された患者は447人で、過去最高だった前の年よりも26人減りましたが、過去3番目に多くなっています。 性別では、男性が418人、女性が29人でした。”

“年齢別では、30代と40代が全体の59%を占めています。”