遠くの神殿(2)

ヤハウェーの敵対者…秘教的な真理においては、現在も常に愛をもつメッセンジャー…肉体ではなく霊の不死性を我々に与えた者なのだ。」 彼女はアストラル体投影について経験があり、霊界と交信する能力をもっていると主張する。著書Isis Unveiled(邦訳『ヴェールをとったイシス』)や3巻からなるThe Secret Doctrine(邦訳『シークレット・ドクトリン:宇宙発生論』)は、彼女がチャンネルとなって、「知恵の大師匠たち」、チベットの「聖なる人々」の教えを語ったことになっている。これらは、キリスト教徒、ユダヤ教徒イスラム教徒なら誰でも、悪魔と同一視するはずである。 The Secret Doctrineの中でブラヴァツキーはこう書いている――「ルシファーは生命、思考、進歩、文明、自由、独立を象徴するものだ。ルシファーは“ロゴス”であり蛇であり救済者である。」だから「ルシファーこそ、この惑星の神、唯一の神なのだ。」そしてこう続ける――「それは天なる“処女”で、まったく同時に神々と悪魔たちの母になった者だ。なぜなら彼女は、常に愛し、よかれと思う神なのだから。しかし昔から現実にはルシファーまたはルシフェリウスと呼ばれている。ルシファーは神と地上の光であり、聖霊であると同時にサタンでもある。」

大きな赤い龍とは、神を否定し、神を頑固に拒絶するという”まちがい”をどこにでも広めてきた無神論的な共産主義のことです。大きな龍と呼ばれる理由は、龍が共産主義的な無神論の無敵の支配をもって全世界に君臨しようとしていることを示しています。その龍の色は赤です。それは、多くの占領の道具として、戦争と流血を用いるからです。(中略)赤い龍のもたらすこの文化の中には、堕落と死の種が潜んでいます。

赤い龍は、マルキスト的な無神論で、黒い獣はフリーメーソンです。龍は、その強大な勢力をもって現れてきますが、黒い獣は、影の中で動き、どこにでも入れるように、隠れたり、潜んだりしています。その獣の足は熊、その口はライオンのようです。なぜなら、どこにでも狡猾に働き、特にマスコミ、すなわち広報をもって働きかけているからです。フリーメーソンの目的は、神を否定するのではなく、神を冒涜することです。神は十戒をもって、その律法をお与えになりましたが、フリーメーソンは、その十の角の力をもって、神の律法に完全に反対している法律を、どこにでも広めています。