マイヤー・ランスキー(2)

ヴィンセント・テレサニューイングランド一家所属)によれば、ランスキーはラスベガス等のギャンブルで全米のコーサ・ノストラの組織を儲けさせているが、あくまでコーサ・ノストラの代理人としてのそれであり、代理人として正直に振舞っている上では役に立つが、そうでなければいつでも消される立場にあるとしている[22]。
またアンソニーサレルノ(ジェノヴェーゼ一家)は、ランスキーの死に際し、「ジェノヴェーゼ一家のワークスタッフに過ぎない。
何をやるにもヴィンセント・アロ(ジェノヴェーゼ一家)を通さなければならず、独立した権力もなかった」とFBIに語った[23]。
これらマフィアの内部証言者2人とも、世間に定着した「暗黒街の大物」「闇社会の帝王」のイメージを否定した。

FBIの盗聴記録から、「生活の必要は自分から多くのものを奪った」、「戦争で大金持ちになった人々がいるが、彼らは職を持つべきではない」などと、富豪と思えないような発言(愚痴)を繰り返していたことが判明した[23]。
息子の手術代を払えずヴィンセント・アロに用立ててもらったエピソードも後になって露見した[24]。
晩年に滞在したイスラエルでのテレビインタビューではマスコミで言われている「3億ドルの資産」を真っ向から否定した。
彼の質素な生活が、謙虚なライフスタイルの反映でも富豪のイメージを隠す偽装でもなく、実際の財政状態を表していたのではないかとの指摘もある[23]。

・晩年のランスキーから「自分が死んでも生活の心配はない」と言われていた妻のテディは、ランスキーが死んでいざ彼の顧問弁護士に相談してみると全く要領を得ない答えが返ってきた。
しばらくして、ジェノヴェーゼ一家幹部で長年ランスキーの補佐役を務めたヴィンセント・アロがテディを訪れ、預かっていたものの返却だと12万5千ドルを置いていった。
テディはこの金で優雅に余生を送ったという[14]。
エルヴィス・プレスリー御用達の洋品店として名高いランスキー・ブラザーズはランスキーの甥の店である。

ラッキー・ルチアーノ - Wikipedia
http://bit.ly/2JHn7hz

マイヤー・ランスキー - Wikipedia
http://bit.ly/2xXjQpT

ヴィト・ジェノヴェーゼ - Wikipedia
http://bit.ly/2MgsX8b

(マフィア ユダヤ)