トレパネーション(2)

なぜ頭蓋骨に穴を開けて効果が得られるのか?

頭蓋骨に穴を開けることによって頭蓋内の脳圧を低下させることによって脳内血流量を増やすからである。赤ん坊は『泉門』と呼ばれる頭蓋骨に隙間があり脳内血流量も多く、この時の状態に近づく為に幸福感や第六感を得られると言われている。

穿頭 -Wikipedia
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BF%E9%A0%AD

否定的な見解も多い

脳の圧力は特に代謝異常でない限り一定に保たれているため、頭骨に穴をあけても大きな変化は起きない。また代謝異常はそれぞれの症状に沿った治療が確立されている。
個人が不衛生な環境で穿孔した場合、脳が器具によって傷付いたり、細菌によって炎症を起こす危険が伴う。
穿孔部の組織が損傷を受け、頭骨の防御力が低下する他、わずか数ミリという頭皮によって「脳がほとんど剥き出しに近い状態」に置かれるため、他の事故によって重大な損傷を被りやすい。
なお「効果」に関しても、他人との違いを明確に意識できるなどといった、他の肉体改造を行った結果による高揚感と同種の物であると考えられている。

“数千年前はヨーロッパや南太平洋でも穿頭術が行われており、アフリカ東部では1990年代まで続けられていた。だが、この治療が最も盛んだったのは、14〜16世紀のペルー、つまりインカ帝国だ。その証拠に、この地域で穴の開いた頭蓋骨が数多く見つかっているほか、骨が治癒した跡から手術後の生存率が高かったことがわかってきた。”

“おそらく、打撃を受けた頭皮をきれいに洗って、折れた骨の破片を取り出すといった、ごく単純な処置から始まったのだと思います。その患者は死んでしまったかもしれませんが、これが命を救い得る治療だということに間もなく気付いたのでしょう。穿頭術は、意識を高める神秘的な力を得るために行われたり、純粋に儀式として行われたりしたのではなく、頭部に重傷を負った、特に頭蓋骨を骨折した患者に施されていました。これについては膨大な証拠があります。”

古代インカの穿頭術、成功率は70%を超えていた | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/a/070400041/

(オカルト)