アシッド・ドリームズCIA LSD ヒッピー革命

アシッド・ドリームズCIA LSD ヒッピー革命
M・リー/B・シュレイン(編),越智 道雄(訳)
発行:第三書館
A5判
440ページ
上製
定価2,800円+税
ISBN978-4-8074-9203-9
CコードC0022
一般?単行本?外国歴史
出版社在庫情報在庫あり
初版年月1992年4月
書店発売日1992年4月1日

紹介
60年代サブカルチャーを最もカラフルに彩るLSDサイケデリック革命の影にはCIAの意識・文化操作の秘められた策動があった。アメリカ公文書とТ・リアリー、ギンズバーグほか多数の証言にもとづく本書は、驚嘆と論争を巻き起こした、真実のアメリカ・ドラッグ史である。

アシッド・ドリームズ―CIA、LSD、ヒッピー革命:Amazon.co.jp:本
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マーティン A.リー, ブルース・シュレイン, 越智 道雄 アシッド・ドリームズ―CIA,LSD,ヒッピー革命
70年代のサイケデリックムーブメントをLSDという社会現象から解読しようと試みた本です。CIA、音楽、思想と色んな方向から当時の様子を追っていて一つ一つの流れがつながっていき全体が見れます。ジャーナリストの視点で膨大な資料を綺麗にまとめていて思わず引き込まれます。サイケを少しでも語りたいなら必読です。結局70年代にあれだけの人間が世界を変えようとしたけど世界に吸収されたことがわかるだけかもしれませんが…

客観的に綴られた、10年間の歴史です。
この本の出だしは、LSDの発明から始まります。
先ほど書いた説明では60〜70年の10年間の話とか来ましたが、この初期の部分に限って、50〜60年代の話となっています。
この世に産み落とされた薬物に、最初に目をつけたのは『CIA』脳に影響を与える幻覚剤は、自白剤や洗脳に使えるのではないかと研究が始まり、実験を繰り返すことになります。
できるだけ多くの症例を集めるためか、CIAの職員たちはLSDを常備し、誰かれ構わず同意も得ずにコーヒーなどに混ぜ込んで飲ませるという無茶苦茶なやり方で、その中にはLSDによるバッドトリップで自殺者も出たようです。