北朝鮮非核化へ連携=貿易協定で相互に利益−安倍首相、ペンス米副

安倍晋三首相は13日午前、ペンス米副大統領と首相官邸で会談し、北朝鮮の核・ミサイル・拉致問題の解決に向け協力していくことで一致した。中国との建設的な対話を目指し、日米が緊密に連携することも確認。来年1月にも始まる日米の貿易協定交渉を通じ、双方に利益となるよう貿易投資を拡大していくことも申し合わせた。
会談後の共同記者発表で、首相は「朝鮮半島の完全な非核化に向け、国連安全保障理事会決議の完全な履行が必要だとの認識で一致した」と説明。「特に日本にとって最も重要である拉致問題の早期解決に向け緊密な連携を確認した」と強調した。
副大統領は共同記者発表で「2国間貿易に関する交渉を開始する決定を歓迎する」と表明。「交渉は間もなく始まる。この協定は物品だけでなくサービスも含めた重要分野の条件を整備し、アジア太平洋地域の模範になると自信を持っている」と語った。
(2018/11/13 13:00 時事通信社)