「教育勅語の復活考えず」=柴山文科相が発言を釈明

柴山昌彦文部科学相は5日の閣議後の記者会見で、教育勅語をアレンジして教えることを「検討に値する」などとした自身の発言について、「教育勅語を復活させようと言ったわけではない。憲法教育基本法に反する教育を強いることはあってはならない」と釈明した。
柴山文科相は、発言は政府のレベルで教育勅語を活用することを推奨する意図ではないと強調。一方で、「同胞を大切にするなど、現在に通用する内容もある」とも語った。
文科相は2日の就任会見で、教育勅語について「道徳などに使うことができる部分は十分ある。現代的にアレンジして教えていこうとする動きがあり、検討に値する」などと述べていた。
(2018/10/05 14:00 時事通信社)