『新潮45』休刊 会社として「深い反省の思いを込め」

新潮社は25日、物議を醸していた『新潮45』を休刊することを公式サイトで発表した。
休刊の経緯として「ここ数年、部数低迷に直面し、試行錯誤の過程において編集上の無理が生じ、企画の厳密な吟味や十分な原稿チェックがおろそかになっていた」ため、「その結果、『あまりに常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現』を掲載してしまいました」と謝罪した。会社として、「十分な編集体制を整備しないまま『新潮45』の刊行を続けてきたことに対して、深い反省の思いを込めて、このたび休刊を決断」した。今後に向けて「社内の編集体制をいま一度見直し、信頼に値する出版活動をしていく所存です」と決意を新たにしている。
同誌は1985年に創刊した総合月刊誌。8月号で杉田水脈氏が「同性愛者は生産性がない」と主張する内容の寄稿文を掲載し、10月号でも杉田氏を擁護する特集を組んだことで、各方面から批判を浴びていた。
(2018/09/25 17:34 ORICON NEWS)