新潮45:杉田氏擁護特集で社長コメント「常識逸脱した」(2)

コメントのしようがない
特集に寄稿した教育研究者の藤岡信勝・元東京大教授の話 新潮社が言う「ある部分」がどこなのか言ってもらわないと、コメントのしようがない。「新潮45」に掲載された論文を批判するのはいいが、出版社に圧力をかけたり、当該号の流通をストップしたりするようなことがあれば、言論の自由に反する許されない行為だ。新潮社がそうした動きに屈服することがないよう希望する。
新潮社 社長コメント全文
弊社は出版に携わるものとして、言論の自由表現の自由、意見の多様性、編集権の独立の重要性などを十分に認識し、尊重してまいりました。
しかし、今回の「新潮45」の特別企画「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」のある部分に関しては、それらを鑑みても、あまりに常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現が見受けられました。
差別やマイノリティの問題は文学でも大きなテーマです。文芸出版社である新潮社122年の歴史はそれらとともに育まれてきたといっても過言ではありません。
弊社は今後とも、差別的な表現には十分に配慮する所存です。
株式会社 新潮社
代表取締役社長 佐藤隆
(2018/09/21 17:33 毎日新聞)