さまざまなドラッグ(2)

マリファナ大麻
とってもドラッグにファンキーな国アメリカでは、現在老若男女を含めた全国民の25人に1人が週1回はマリファナを喫煙しているという統計がある。じゃあ世界的にはどうか、というと、これがインドの一部やヨーロッパの幾つかの国では個人で使用する程度の量ならマリファナは合法であり、イスラム圏では文化習慣的にアルコールよりも好まれている。日本では法律で規制されているからには当然「違法」な存在。麻を栽培しているだけで逮捕される。ただその筋の方々に言わせると、マリファナというものは最も理想的な嗜好品ということになる。というのも肉体的な依存性がないし耐性や精神的依存性もさほど深刻なものではない。つまり心身に与えるダメージが大きくない。

コカイン (コーク、スノー、C)
コカインというのはコカという植物の葉から生成されるアップ系のドラッグ。このコカの木は遥か以前からインディオによって栽培されており、紀元前3世紀にはコカの葉を噛む(コカ・チューイング)の習慣があったとされている。13世紀のインカ帝国の時代には南米北部にかなり広まり、コカインと通して仲間の結束を図り、空腹や疲れを癒し、つらい労働に従事していたらしい。現在では南米の密林地帯で栽培され、現地やマフィアの工場で生成され市場に出回っている。生成された段階の白い粉末(純度60%以上)をコカインといい、それを水に溶かし更に純度を高めた白い固形物がクラック(フリーベース)と呼ばれる。コカインの世界的輸出国は当然コロンビア。

覚醒剤
覚醒剤は実は日本が原産。1893年、東大の長井長義博士が合成に成功した。その成分はメタンフェタミンアンフェタミンなど。第二次世界大戦後に大日本製薬のカンフル剤ヒロポンが日本の闇市場に大流出(映画「麻雀放浪記」にも出てたなあー)。それ以後暴力団の最大の資金源になった。

覚せい剤で歯がぼろぼろ?
http://m.webry.info/at/33765910/200804/article_22.htm

エクスタシー(X、E)
まさに「ラブ&ピース」を地で行くドラッグがこのエクスタシー。エクスタシーは「メチレンダイオキシン・メタアンフェタミン」の俗称。坑鬱剤としても使われていた。作用としては他者との肉体的接触の希求、カップルにおけるコミュニケーションの増大、不安感の減少、多幸感・高揚感の出現、自我意識の強化などが確認されている。